流動性マイニングとは?仮想通貨を預けた証明書であるLPトークンをステークして稼ぐこと。
DEX(Decentralized Exchange)に保有している仮想通貨を、1:1の割合で預け入れ、代わりに預けた証明であるLPトークンを受け取ります。
LPトークンは、流動性マイニングを行える証明書で、LPトークンをステークして報酬のガバナンストークンを受け取ります。
報酬の受け取りや仮想通貨の預け入れ、引き出しなど、スマートコントラクトで自動化されています。
- Uniswapの場合は「UNI」
- PancakeSwapの場合は「CAKE」
それでは、もっと詳しく見ていきましょう。
流動性マイニングの仕組み
DEXが報酬としてガバナンストークンを配布する仕組みは、次のようになります。
- DEXに保有している仮想通貨をペアにして、1:1の割合で預ける
- 代わりに預けた証明であるLPトークンを受け取る
- LPトークンをステークすることで、ガバナンストークンを受け取る
ユーザーは、報酬であるガバナンストークンをいつでも引き出して売ることができます。
上記の流れで、いつでも流動性マイニングを解除できます。
報酬はLPトークンの量に応じて変わり、計算式に基づいた量のガバナンストークンを受け取ります。
このように、DEXが報酬としてガバナンストークンを配布する仕組みは、流動性マイニングを行うことによって、市場の流動性を維持することができると同時に、流動性マイニングのユーザーに対する報酬を提供することができます。
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流動性を追加をするには、プールに2種類の仮想通貨を、同じ量(時価)で1:1にして預け入れます。
なぜかというとDEXでの取引は、必ずペアでの取引になるためです。
- BTCを買う=USDTを売る
- BTCを売る=USDTを買う
そのため、流動性マイニングを行う場合はこのように1:1になるように預ける必要があります。
流動性マイニングとイールドファーミングの違い
DEX(分散型取引所)を利用するユーザーは、DEXにウォレットを接続して仮想通貨を取引します。
取引に使われる仮想通貨は、流動性提供者によってプールにデポジットされていて、ユーザーは手数料を支払ってプールを利用します。
流動性プールを使った取引には「取引手数料」が発生し、流動性提供者に一定の割合で分配。
この分配された手数料で利益を得ることを「イールドファーミング」と呼びます。
また流動性マイニングは、LPトークンをステークしてガバナンストークンを報酬として貰うことを言います。
流動性マイニングのデメリット
DEX(Decentralized Exchange)に流動性を供給する流動性マイニングにおいて、ユーザーにとってのデメリットには以下のようなものがあります。
- 他ユーザーとの競争
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DEXに流動性を供給する流動性マイニングは人気があり、多くの人々が参加しています。このため、報酬が分配される際に競争が激しくなり、利益が減少することがあります。
- 不安定な収益
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流動性マイニングの報酬は変動することがあり、収益が不安定な場合があります。
- トラッキングの難しさ
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流動性マイニングを行うには、トランザクションや収益などの詳細な情報を正確に把握するのが難しい。これは外部ツールをうまく使うことで解消できます。
- ハッキングのリスク
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DEXでは中央管理者がいないため、ハッキングで資金がプールから抜かれる場合があります。このため、流動性マイニングを行うにはハッキングなどのリスクを考慮する必要があります。
流動性マイニングのリスク
DEXを利用して流動性マイニングを行うにはリスクがあります。
- インパーマネントロス(変動損失)
- ガバナンストークン(報酬)の値下がり
順にみていきましょう。
インパーマネントロス(変動損失)
インパーマネントロスとは、DEXに預けた仮想通貨の価格変動で発生する損失のこと。
片方の仮想通貨の価格が、もう片方の仮想通貨の価格に比べて上下した場合、その割合が大きいほど、発生するインパーマネントロスの額も大きくなります。
流動性プールでは、預けたペア通貨の値段が上下するたび、自動で2つ通貨の比率がリバランスされます。
そのリバランスのなかで、預けたときより価値が下がってしまうことがあります。
気を付けたいことは、仮想通貨の値上がり益を十分に得られない場合がある。
流動性マイニングで値上がり益を取り逃すことがあるので注意が必要です。
ガバナンストークン(報酬)の値下がり
流動性マイニングの報酬トークン(ガバナンストークン)の価値が変動することがあります。報酬トークンの価値が下がると、流動性マイニングの利益が減少する場合があります。
まとめ
以上が、流動性マイニングとは?イールドファーミングとの違い・仕組み・やり方の解説でした。