メタマスクのPC版で、NFTが表示されなくて困っていませんか?
OpenSeaで買ったNFTが見当たらないのは、メタマスクのPC版ではNFTを表示できないからです。
メタマスクでNFTを表示させるには、スマホ版のメタマスクで確認するしかありません。
今回は、メタマスクにあるNFTを「Web3ウォレット管理ツール」を使って、パソコンのブラウザで確認する方法を紹介します。
確認できるNFTの種類は、BSCやPolygon(ポリゴン)など、さまざまなチェーンに対応。
さらに「NFTの表示、フロア価格、利益、損失」を確認できる便利なツールです。
それでは順番に見ていきます。
Web3ウォレット管理ツールとは?
Web3ウォレット管理ツールとは、メタマスクを接続して、仮想通貨、NFT、取引履歴などを一括で管理できるツールのこと。
ウォレットを接続するだけで、カンタンに使える便利なツール
また、DeFiでファーミングしている仮想通貨の利益や損失も確認できるので、ウォレットを開いてDeFiにいちいち接続する手間が省けます。
メタマスク Portfolio Dapp(ベータ版)

メタマスクの「Portfolio Dapp」を使うと、BSC、Polygonなど異なるチェーン上に保有しているNFTを一覧で表示できます。
Portfolio Dappの詳細を開く
対応しているネットワークは、以下の7つのチェーン。
- Ethereum
- Optimism
- BSC
- Polygon
- Fantom
- Abritrum
- Avalanche
Portfolio Dappでできることは以下の通り。
- 複数のアカウントを接続
-
メタマスクの全アカウントを1度にdappに接続することが可能です。
- メタマスクの資産を合計表示できる
-
複数のアカウントを接続することで、トークン残高を含むポートフォリオの合計を表示できます。
- NFTの表示
-
対応しているネットワークのNFTをまとめて表示できます。いちいちネットワークを切り替えなくても済むのでとても便利。
- マルチチェーンアセットの表示
-
対応しているネットワーク全てのトークンを一括で表示できる機能。
- トークンの検索とポートフォリオ
-
対応しているネットワークのトークンをウォッチリストに追加することができる「ポートフォリオ機能」
Portfolio DappでNFTを表示する

「Portfolio Dapp」を開くには、メタマスクのビューから「ポートフォリオサイト」をクリック。

「Connect Metamask」で接続します。

接続できたら「NFTs」をクリックしてNFTを表示させると、画像のようにBSC、PolygonなどのNFTを一覧で表示してくれます。
Portfolio Dappに接続したアカウントのNFTを、一括で表示してくれるので、アカウントの切り替えがいりません。
Debank

Debankは、DeFiのデータや分析をカンタンにできるツール。
2018年に中国出身のタン・ホンボー氏が立ち上げたプロジェクトです。
イーサリアムやBSCなど、さまざまなチェーンの活動履歴をチェックでき、メタマスクに保有しているNFTを一括して表示できます。
現在、39のブロックチェーンと1,570のプロトコルに対応。
Debankでは、以下のチェーン上にあるNFTを表示できます。
- Ethereum
- BSC
- Polygon
- Fantom
- Avalanche
- Arbitrum
- Optimism
- Moonbeam
- Harmony
- Astar
- Klaytn
DebankでメタマスクのNFTを表示する
DebankでNFTを表示させる方法は、
「Debankの公式ページへ」>「Login via Web3 wallet」>「Connect」
でメタマスクを選択。
メタマスクのポップアップが立ち上がるので
「MetaMaskを使用して接続」>「次へ」>「接続」をクリック。
これでDebankとメタマスクを接続できました。

次に、画像の赤枠の部分、「NFTs」をクリックすると、各チェーンで保有しているNFTを一覧で表示できます。
表示できるNFTの情報は以下の3つです。
- NFTコレクション
- NFTプロフィットリーダーボード
- NFTトランザクション履歴
DeBankの新機能「Hi」
ウォレットアドレス同士でメッセージを送りあえる新機能で、メッセージの送信者は、受信者に対してフィーを払う必要があります。
DebankアカウントのL1から、L2にUSDCをデポジットすると、初期参加者にUSDCが無料でもらえます。
また、Debankは、有名なベンチャーキャピタルであるコインベースキャピタルなどから資金調達済。
まだ独自トークンを発行していないためエアドロップの可能性があります。
Zerion

Zerionは、様々なチェーンで展開するDefiを一括で管理できるツールで、メタマスクのPC版では、表示できないNFTを確認できます。
Zerionでは、EthereumのNFTのみ表示できます。
そのほかのチェーンは、これから追加されていきます。アップデートを待ちましょう。
また、Zerionはモバイルアプリをインストールすると、「Zerion DNA」というNFTをミントできます。
ガス代のみのフリーミント。気になる方は、こちらをチェックしてみてください。
ZerionでメタマスクのNFTを表示する

まず、Zerion公式ページへ
「Zerion Web App」>「Connect wallet」>「Metamask」を選択。
「MetaMaskを使用して接続」>「次へ」>「接続」をクリック。これでメタマスクをZerionと接続できました。

次に、NFTを表示させましょう。画像の赤枠をクリックするとメタマスクに入っているNFTが表示されます。
Zapper

ZapperもDebank、Zerionと同じように、いろいろなチェーン上に保有しているNFTを確認できるツール。
Zapperで表示できるNFTは以下のチェーンです。
- Ethereum
- Optimism
- Arbitrum
まとめ
以上が、PC版のメタマスクでNFTを表示させる方法でした。
それぞれ、表示できるNFTが違うので、用途に合ったものを選んで利用しましょう。
また、スマホ版のメタマスクでのNFTの表示方法はこちらに記事を参考にしてください。