コインリストでセールをおこなったNEARブロックチェーンのレイヤー2であるAURORA。
NEARはイーサリアムなどのブロックチェーンと互換性はありませんが、EVM互換のあるAURORAを介してイーサリアムのネットワークと接続することができます。
今回は、「AURORA is NEAR」AURORAトークンの紹介をしていきたいと思います。
AURORAトークン
AURORAとはNEAR Protocolのチームによって作られた、NEARチェーンで展開しているレイヤー2のブロックチェーンです。
AURORAトークンはガバナンストークンとして使われる予定になっていて、AuroraDAOでの投票に使用されます。
AURORAトークンの総発行枚数は10億枚、トークンの割り当ては次のようになります。
アロケーション(割り当て)
- コミュニティトレジャリー(20%)
- AURORA Labsの長期的なインセンティブ(16%)
- AURORA Labsプライベートラウンド(9%)
- AURORAバリデーター(3%)
- AURORAの初期貢献者(2%)
- プロジェクトアドバイザーのインセンティブ(1%)
- AURORAエコシステムのブートストラップ用(1%)
- AURORA Labsの成長ラウンド(3%)
- 助成金プログラム(2.6%)
- 継続中のプロジェクトに充当(1.8%)
- 将来のプロジェクトのためにDAOに保管(40.6%)
循環供給
「循環供給」とは、ロックアップの対象になっていない、流通するトークンのことです。
AURORトークンの大半は、長期でロックアップされていて、2021年のトークンジェネレーションイベント(TGE)から132ヶ月ですべてのトークンがロック解除され流通します。
ロック解除のグラフは画像のようになっています。
プレイべートラウンド
総発行枚数の9%がプライベートラウンドの投資家に割り当てられています。
プライベートラウンドに割り当てられた、AURORAトークンのアンロックスケジュールは以下の通り。
- 2022年の5月と8月に、それぞれ3.25Mのアンロック
- 2022年11月に3.5Mのアンロック
- 2023年2月から3ヶ月ごとに10Mのアンロックが8回
AURORA カスタムRPC
AURORAネットワークは、イーサリアムと互換性があるのでメタマスクで管理できます。
AURORAトークンをメタマスクで扱うには、メタマスクの「Custom RPC」に情報を入力して表示させます。
メタマスクに以下の情報を入力します。
- Network name: Aurora Mainnet
- New RPC URL: https://mainnet.aurora.dev
- Chain ID: 1313161554
- Currency Symbol: ETH
- Block Explorer URL: https://explorer.mainnet.aurora.dev/
AURORAチェーンにブリッジできるアグリゲーター
AURORAチェーンに仮想通貨を移動させるときの方法は、
主にこれらのクロスチェーンアグリゲーターを利用して、他のチェーンからAURORAチェーンに移動できます。
Rainbow Bridgeは、NEARによって開発された公式のクロスチェーンアグリゲーターです。
AURORA⁺
AURORAトークンは、AURORA⁺というサイトでステーキングが可能で、AURORAトークンの他に3つ、計4つの仮想通貨でもらえます。
現在は、
- AURORA
- BSTN(Bastion)
- TRI(Trisolaris)
- PLY(Aurigami)
の3種類がステークキング報酬で、将来的に投票に使えるようになる「VOTEトークン」も同時に受け取れます。
AURORA⁺がリリースされた2022年5月末から、750枚AURORAトークンをステーキングしていました。
ステーキング報酬の総数は、3か月半のステーク期間で約520ドル(月当たり150ドル程度)
以下の表のようになりました。
トークン | 枚数/時価 |
---|---|
AURORA | 166枚/223ドル |
USN | 280枚/280ドル |
BSTN | 3770枚/9.5ドル |
PLY | 9500枚/12ドル |
TRI | 25枚/0.8ドル |
報酬の引き出し
報酬は「Claim」ボタンで3種類をいちどに引き出すことができます。引き出しを押すとウォレットに反映されるまで2日かかります。
ガス代はBSCよりずっと安く気軽に引き出せます。
10AURORAトークンが貰えるキャンペーン
現在AURORAトークンを100枚ステーキングすると、お互いにAURORAトークンが10枚もらえるキャンペーン中です。
興味がある方はリファラルリンクを置いておくので使ってください。
>>AURORA⁺
AURORAからバイナンスに仮想通貨を送る手順
AURORAチェーン上にある仮想通貨をブリッジでNERAチェーンに移動して、バイナンスに送る方法を解説します。
- AURORAチェーンにある「USN」を「wNEAR」にスワップ
- AURORAチェーンから、NEARウォレットにブリッジ
- NEARウォレットで「wNEAR」から「NEAR」にスワップ
- バイナンスに送金
この流れで、AURORAチェーンからブリッジを使ってバイナンスに送金します。
Trisolarisで「USN」を「wNEAR」にスワップ
まず、TrisolarisでUSNをwNEARに交換します。
TrisolarisでUSNをwNEARに交換する手順を見る
「Connect Wallet」をタップして接続します。
USNをwNEARにスワップします。Apprpve USNをタップして承認します。
数量を指定して「Swap」をタップ。
「Confirm Swap」をタップして取引を完了させます。
AURORAチェーンから、NEARウォレットにブリッジ
AURORAチェーンから、NEARウォレットにブリッジします。ブリッジには公式の「Rainbow Bridge」を使います。
ブリッジの手順を見る
メタマスクとNEARウォレットをそれぞれ「Connect」をクリックして接続します。
接続が完了したら、チェックを入れて「Begin new treansfar」をクリックします。
ブリッジする仮想通貨をえらびます。今回はwNEARを選択。
数量を入力して「Continue」をクリック。
「Confirm Transfer」で決定します。
ブリッジが始まります。これでAURORAチェーンからNERAウォレットに資金を移動できました。
NEARウォレットで「wNEAR」から「NEAR」にスワップ
続いて、バイナンスに送るため、NEARウォレットで「wNEAR」を「NEAR」に交換しましょう。
NEARウォレットでスワップ手順を見る
画像の「Swap」を選択。
通貨と数量を指定したら、「Swap」をクリック。
「Confirm&Swap」で取引を確定します。
スワップが完了。これでバイナンスにNEARを送る準備ができました。
バイナンスのNEARアドレスをコピーする
次はNEARウォレットからNEARをバイナンスに送金します。まずはバイナンスのNEAR入金アドレスを調べましょう。
手順を見る
バイナンスアプリを開いたら、「ウォレット」を選択し、「入金」をタップ。
検索をかけると「NEAR Protocol」が表示されるのでタップ。
ネットワークの選択をします。NEAR Protocol以外のネットワークを指定して送ると取り出せなくなるので注意しましょう。
NEAR入金アドレスをコピーしておきましょう。
このアドレスを張り付けてNEARウォレットからバイナンスに送金します。
NEARウォレットからバイナンスに送金
バイナンスの入金アドレスをコピーできたら、NEARウォレットから送金しましょう。
NEARウォレットから送信する手順を見る
送金する数量を入力して「Continue」をクリック。
「Send to」にバイナンスのNEAR入金アドレスを入力して「Continue」
数量や送金先のアドレスを確認して「Confirm&Send」をクリック。
以上で、AURORAチェーンからバイナンスにNEARを送金できました。
まとめ
以上が、AURORAの解説でした。