Orbsは、Web3.0を牽引する「レイヤー3アプリケーション」
Orbsはメインネットリリースから3周年を迎えました。
Orbsブロックチェーンは、既存のEVMスマートコントラクトの機能を強化し、可能性を広げます。
仮想通貨Orbsとは?

Orbsは、Layer3(独立した分散型実行レイヤー)です。
Orbsは、既存のDeFiアプリケーションにさらなる分散化と拡張機能を提供するために作られたブロックチェーン。
Layer1がセキュリティを担当し、Layer2がスケーラビリティを向上させます。
Orbsが担う「Layer3」は、スマートコントラクトだけでは実装できない、より複雑な処理の実行を行います。
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ネットワーク | 詳細 | |
---|---|---|
Layer1 | Ethereum | セキュリティーを担う |
Layer2 | Polygon | スケーラビリティの向上 |
Layer3 | Orbs | より複雑な処理を実行 |
Application | DeFi、NFT、GameFi |
Orbsはオープンソースのブロックチェーン技術で、Proof-of-Stakeを採用しています。ブロックチェーンの流動性を切り替えることなく、システムを安全かつ分散型にするパーミッションレスバリデーターを特徴としています。
既存の下位/上位レイヤーソリューションと、階層型ブロックチェーン構造の一部であるアプリケーション層の間で分散型プラットフォームとして機能し、Web 3.0、DeFi、NFT、GameFiの様々な新しい可能性をもたらします。
Orbsは、起業家/学者/エンジニア/研究者などの様々なグループで構成され、静かに開発を行っています。
「Cointree」というプロジェクトメンバーによって設立されたプロジェクトであり、ヘブライ大学の研究者によって書かれた”Spectre”の論文に基づいています。
ORBSのブロックチェーンは、スピード、規模、機密性、プライバシー、コンプライアンスなどの現実的な問題に頑健性をもたらします。
bittimes
仮想通貨 ORBSのトークンエコノミクス

Orbsの独自トークンORBSは、総発行100憶で、すべて発行済みのため、トークンが希釈(インフレ)することがありません。
発行済みのORBSは、4つに分割され、それぞれロックアップ期間や用途が決まっています。
ORBS Token詳細を開く
用途 | 数量 | 詳細 |
---|---|---|
Long-term Reserves | 55億 | 開発、エコシステム、パートナー |
Private Sale | 20億 | 資金調達のため |
Team and Founding Partners | 20億 | 6ヶ月のロックとTDE後36ヶ月の権利確定 |
Advisors | 5億 | TDE後12ヶ月で権利確定 |
Long-term Reservesの55億の中には、助成金プログラムなども含まれています。
助成プログラムでは、Orbsに関する動画や記事作成などの活動も対象になります。
仮想通貨Orbs「マルチチェーンステーキング」
Orbsは、メインネットリリースから3年。Orbs PoS V3がリリースされ、イーサリアムとポリゴンのマルチチェーンステーキングが可能になりました。
これにより、ORBSステーキングは、イーサリアムのセキュリティー、ポリゴンの低料金を最大限活用できるようになりました。
V2ステーキングとV3ステーキングの比較は以下になります。
Orbs PoS V3で、マルチチェーンステーキングに対応したことで、自動複利運用(compound)が可能に。
イーサリアムのガスプライスでは実現できなかった複利運用ですが、ポリゴンを利用することによって実現しました。
ORBSステーキングは、TETRA Walletというステーキングウォレットを利用します。
仮想通貨ORBSの買い方
仮想通貨ORBSは、イーサリアム、BSC、ポリゴン、アバランチで展開されて、取引できる取引所は主に以下の取引所。
- Uniswap(ユニスワップ)
- OKX
- Kucoin
ユニスワップではメタマスクを接続してETH建てでORBSを購入できます。
仮想通貨ORBSの買い方を見る(ユニスワップ)
ユニスワップの取引ページを開いて、メタマスクを接続します。

注意書きを読んで「理解しました」クリック。

ETHの数量を入力して「スワップ」をクリック。

スリッページと手数料を確認して確定します。「スワップの確認」をクリック。


スワップに必要なガス代は、8.74ドル分のETH、ガスプライスは29Gweiでした。

取引が完了しました。最後にメタマスクにORBSを追加しておきましょう。

仮想通貨ORBSのユニスワップでの解説は以上です。
次に解説するORBSステーキングでは、イーサリアムとポリゴンネットワークが利用できます。
仮想通貨ORBSステーキング
仮想通貨ORBSは、イーサリアムとポリゴンネットワークでステーキングできます。
アンステーク(引き出し)には14日間のクールダウン期間があるので余裕をもってアンステークしましょう。
PolygonネットワークのORBSステーキングでは、週に1度の自動複利運用が可能。
メタマスクをTETRA Walletに接続、ステーキング先のガーディアンを選んでステーキングします。
今回は、イーサリアムネットワークを利用して、ORBSをステーキングする方法を画像付きで解説します。
ガス代は、合計3回のトランザクションで22ドルでした(ガスプライスは29Gwei)
TETRA Walletで仮想通貨ORBSをステーキングする方法を見る
TETRA Walletに接続すると、メタマスクのORBS残高がBLANCEに表示されます。

「STAKE YOUR TOKENS」をクリックし、ステークするガーディアンを選びます。

今回は「Japan Guardian」を選択。「SELECT」をクリック。

メタマスクが立ち上がります。ガス代を確認して承認します。
ガス代は3ドル分のETHでした。

続いて「APPROVE」をクリック。

メタマスクで承認します。ガス代は3ドル。

最後にORBSをステークする数量を確認してステーキングします。

メタマスクで承認。ガス代は15ドル分のETHでした。
仮想通貨ORBSのステーキングには計3回のトランザクションがあり、合計22ドル分のETHがかかりました。

ステーキングが完了すると、TETRA Walletのホーム画面から確認できるようになります。

今まで獲得したリワード(報酬)と1週間の獲得ORBS数を確認できます。
ORBSをアンステークする方法
TETRA Walletで仮想通貨ORBSをアンステーキングする方法を見る
TETRA Walletに接続すると、先ほどステーキングしたORBS残高がBLANCEに表示されます。

確認出来たら、実際にアンステークしていきます。

ステーキングのリワード(報酬)をアンステークせずに引き出すにはSkipを。
すべて引き出すにはClaimをクリックしてください。

アンステークをクリックして全て引き出します。

これで、TETRA WalletからORBSをアンステークできました。

アンステークしたORBSは、クールダウン期間が設けられていてメタマスクに引き出すまでTETRA Walletに14日間に保管されます。
今回のORBSアンステークにかかったガス代は、


合計で11ドル程度のETHをガス代として支払いました。
14日間のクールダウンが終わると、ウォレットにORBSを引き出せます。

トークンを出金するを選択。

回収をクリック。

TETRA WalletからのORBSアンステークにかかったガス代は3.4ドル程度。

トランザクションが承認され、ORBSが自分のウォレットに反映されます。

Orbs独自のL3インフラ「dTWAP」
Orbsは、独自のL3インフラを活用することで、高速で効率の良い、dTWAP(分散型時間加重平均価格)注文サービスをユーザーに提供しています。
dTWAPは、自動で取引を分割して処理するプロトコルです。
Orbsが開発したdTWAPプロコトルは、SplitSwapにすでに実装済み。
dTWAPのメリット
- スリッページの増加を防ぐ
- ドルコスト平均法の自動化
DEXでスリッページを上げないと取引ができないような、流動性の低いペアでの分割購入する場合の自動化。
価格と期間を決めて自動で積立購入する。
このようなメリットがあります。
TWAP とは、(時間加重平均価格:Time-Weighted Average Price)といって、大口の注文を分割して処理する技術。
dTWAPのdとは、分散型(Decentralized)の意味で、TWAPをスマートコントラクトで自動化した「分散型TWAP」
TWAPとは?さらに詳しく見る
TWAP (Time-Weighted Average Price)は、特定の期間内に取引が行われた際の平均価格を計算する手法の一つです。
この方法は、市場の状況によらず一定のトレード量を実行するために使用されます。TWAP アルゴリズムは、特定の期間(通常は一日)に渡ってトレードを均等に分散することで、市場のスプレッド(取引価格の差)や市場のボラティリティ(価格の変動)の影響を最小限に抑えることができます。TWAP を使用することで、市場の変動に左右されない一定の価格でのトレードを実現することができます。
TWAP アルゴリズムを使用するためには、事前に取引量と期間を設定する必要があります。取引量は、事前に決められた数量の資産を取引することを意味し、期間は、取引を実行する時間のことを指します。TWAP アルゴリズムは、期間内に取引量を均等に分散して実行し、その結果得られる価格を計算します。
Orbs開発の分散型ドルコスト平均法
Orbsの分散型ドルコスト平均法プロトコルは、ユーザーが指値と期間を選択して注文でき、以下のような使い方ができます。
- 流動性の低いペアを買う時
- 自動積立で購入
- 取引の自動化
このようにDEXのユーザーは、OrbsのdTWAP注文を利用して、最適な価格と適正なコストで利用することができるように。
流動性の向上は利用者にとってもメリットが大きく、取引量の増加をもたらします。
さらに、他の類似プラットフォームにはない機能を提案することで、より多くのユーザーを呼び込む利点があります。
SpiritSwapのTWAP注文の使い方
OrbsのdTWAPはSpiritSwapで採用でされていて、実際に利用できます。
Orbs公式ユーチューブでは、SpiritSwapのTWAP注文の使い方が解説されているので動画を参考にして下さい。
仮想通貨Orbs(ORBS)のまとめ
以上が分散型実行レイヤーを開発するOrbsとは?でした。
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